当サイトの運営者、七瀬あみです。
3人の子供がいますが、なかなかうまくコミュニケーションをとれないことが悩みでした。そんなときにこの本に出会い、親子関係が良くなるきっかけになりました。
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今回紹介するのは、稲葉真由美さんの『わが子がやる気になる伝え方』。
「子供の性格を3つのタイプに分け、タイプ別の声がけで自己肯定感を高めよう」という内容の本です。
- いつも子供と言い合いになる
- 何度言ってもわかってくれない
- 一方的に叱ることが多い
- 子供の自己肯定感を高めたい
- 子供と関わる仕事をしている
すぐに実践できることしか書かれていないので、親子関係を早く改善したい方にぴったり!
イラストが多く、本が苦手な人でも読みやすい内容です。
すべての親に読んで欲しい本なので、ぜひチェックしてみてください!
『わが子がやる気になる伝え方』の著者、稲葉真由美さんとは?
『わが子がやる気になる伝え方』の著者は、性格統計学の考案開発者である稲葉真由美さん。
性格統計学とは、16年間のべ12万人のデータを解析し、体系化したコミュニケーションメゾットです。
メディアで取り上げられて、大反響だった実績もあります。
今回紹介する『わが子がやる気になる伝え方』以外にも、複数の本を出版しています。
『わが子がやる気になる伝え方』を読んで良かったところ(感想)
『わが子がやる気になる伝え方』は、子育ての悩みが少しラクになる本です。
- 宿題をしてくれない
- お手伝いをしてくれない
- 口ごたえばっかり
毎日この繰り返しだと、めちゃくちゃしんどいですよね……。
この本を読むことで、自分の考え方と伝え方を変えられます。
それだけで親子関係が良好になるかもしれません。
ここでは、私自身が気づけたことや、本の良かったところを紹介します。
性格を分類できることを知れた
私はずっと、性格は親から遺伝する部分が大きいと思っていました。
でもそれは関係なくて、親子でも性格が異なるんです。
この本では性格統計学に基づき、性格を大きく3タイプに分けて紹介しています。
- ロジカルタイプ
- ピースタイプ
- ビジョンタイプ
それぞれのタイプによって、言われて嬉しい言葉、嫌な気持ちになる言葉に違いがあります。
「子供がどのタイプに分類されるのかを見極めて、伝え方を変える」
ほんの少し意識することで、親子関係の改善につながり、子供の自己肯定感が高まる可能性があります。
子供全員に同じ伝え方をしても、同じように伝わらないのは仕方のないことだとわかりました。
うまくいかない原因に気づけた
この本を読んで、子育てがうまくいかない原因に気づけたのはかなり大きいです。
性格統計学をもとにすると、私自身は「ロジカルタイプ」に分類されます。
3人の子供がいますが、「ビジョンタイプ」が2人、「ピースタイプ」が1人です。
みんなタイプが違います。
私自身が響く言葉で伝えても、うまく伝わらないのは当たり前ですね。
例えば私の場合、アバウトに指示されることが苦手な「ロジカルタイプ」です。
だから子供たちにも、間違いがないように超具体的にお願いすることがあります。
でも、いつも違うことをやってしまう男子2人……。
「男の子だから仕方ないのかな」と思っていましたが、この本を読んで、細かい指示が苦手な「ビジョンタイプ」であることがわかりました。
それを知れたことで、モヤモヤしていた気持ちが少しラクになりました。
イラストが多くて読みやすい
イラストが多くて内容が理解しやすい本なので、子供と一緒に読むのもおすすめです。
具体的な伝え方や体験談もあり、より実践しやすくなっています。
漫画以外の読書が苦手な私でも、スラスラ読めました。
子育て以外でも実践しやすい
『わが子がやる気になる伝え方』は子育て向けの本として出版されていますが、内容は日常生活や仕事でも役立ちます。
苦手なママ友や上司などがいれば、「この人はいつも嫌な言い方をしてくる」と感じていた原因に気づけるかもしれません。
良好な嫁姑関係を築くうえでも、伝え方を変えることは有効です。
伝え方による効果を実感したできごと
この本に書かれていたことを、「ピースタイプ」の娘に実践してみました。
娘はいつも”1人でやること”を嫌がります。
「そのくらい1人でできるでしょ!〇〇ちゃんはできるって言ってたよ!」と強く言ってしまい、よくケンカになっていました。
- 1人でやらされること
- 人と比べられること
これはピースタイプのタブーです。
完全に私の選んだ言葉が間違っていました。
私自身の気持ちをグッとこらえて、なかなか片付けない娘に「一緒に片付けない?」と声をかけてみました。
その結果、いつもなかなか動かない娘が笑顔で「やる!」と答えたのです。
”一緒に”という言葉でこんなに変わるなんて、予想以上の効果でビックリしました。
正直、伝え方を変えるのが面倒だと思うこともあります。
自分の気持ちをグッと抑えなくてはいけません。
でも、”子供の自己肯定感高める”ためには親の声がけが大切です。
感情のまま叱ってしまうこともありますが、できる範囲で伝え方に気をつけていこうと思いました。
ちょっと補足したい注意点
本の最初のほうで、2つの質問で子供のタイプを確認できるところがあります。
正直これだけだと間違ったタイプを診断してしまう可能性があるので、100%その結果に従わないほうがいいです。
結果を参考にしつつ、普段の声がけで子供のタイプを判断しましょう。
- どんな言葉だと反応がいいか
- どんな言葉だと嫌がるか
このような部分を見ていくと、子供がどのタイプに当てはまるのか見えてくるはずです。
色々試してみるのも結構楽しいですよ!
稲葉さんの講座「伝え方コミュニケーション検定」もおすすめ
『わが子がやる気になる伝え方』の著者である稲葉真由美さんは、「伝え方コミュニケーション検定」という資格講座も開講しています。
近年では就職活動でも、コミュニケーション能力が重要視される時代です。
伝え方コミュニケーション検定では、性格統計学をもとに、履歴書に書ける資格として講座を行っています。
コミュニケーションスキルがあることを示せる資格です。
私も初級と中級の資格を取得しています。
日常生活や仕事で実践できる内容なので、気になる方はチェックしてみてください。
伝え方コミュニケーション検定を受けた感想などは、以下の記事でまとめています。
資格について詳しく知りたい方は、公式サイトでご確認ください。
※中級は上のタブを切り替えてご確認ください
\ 悩んだら初級から始めよう /
※初級・中級は申し込みページが異なります
まとめ:『わが子がやる気になる伝え方』は子供の自己肯定感を高めたい方におすすめの1冊
私自身、今までさまざまな育児書を読んできました。
チャイルドコーチングの資格も取得しています。
でも、なんだか腑に落ちない部分があり、モヤモヤしている部分があったんです。
そんな私にとって、性格統計学は新しい発見であり、とてもよい出会いでした。
今までモヤモヤしていた部分がスッキリ!
親子関係での悩みがある方は、ぜひ読んでみてください。