当サイトの運営者、七瀬あみです。
クラウドワークスで2年半ほど仕事をしていました。現在は発注者として利用しています。
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CrowdWorks(クラウドワークス)は、誰でも無料で登録できるクラウドソーシングサービスの1つ。
しかし、「クラウドワークスはやばい」「やめたほうがいい」という口コミもよく目にします。
一時期悪質な案件がかなり多かった時期があり、その頃は特に悪い評判ばかりでした。
私自身も「ちょっとこれは怪しいな」と感じるクライアントに出会った経験が何度かあります。
それでも私が2年半ほど継続していたのは、悪質なクライアントのパターンを見抜けるようになってきたから。
この記事では、実際にあったやばい案件や悪質な案件を避けるための注意点を紹介します。
クラウドワークスで1年以上ワーカーとして仕事をしている方にアンケート調査を行い、その結果をもとにまとめました。
色々な方の実体験などを参考にし、やばい案件を回避しましょう!
クラウドワークスがやばいと言われる理由
CrowdWorks(クラウドワークス)がやばいと言われる主な理由は以下の5つです。
突然音信不通になる
仕事が進んでいる途中で、突然音信不通になるクライアントがいるのは事実です。
実際にあったやばい案件でも紹介していますが、多くのワーカーが経験しています。
なかでも、報酬が支払われる前に音信不通になるのはかなり悪質です。
私の知人も「記事を書いたのに音信不通になって報酬が支払われない!でも勝手に記事は公開されている」という被害にあい、しばらく悩んでいました。
クラウドワークスは、相手の顔が見れないうえに、クライアント(発注者)も匿名で仕事を依頼できるのが特徴です。
だからこそ、悪質なクライアントが存在するのでしょう。
案件は公開前にチェックされますが、それだけだとどうしても不正を見抜けないケースもあります。
報酬が低くて稼げない
クラウドワークスでがっつり稼ごうとしているなら、あまりおすすめできません。
残念ながら、全体的に報酬は低めです。
専門的なスキルがないのであれば、安定した収入は期待できないでしょう。
なお当サイトでは、ワーカー歴1年以上の方が1か月で稼ぐリアルな金額をアンケート調査しました。
コツコツ頑張っている方も多いですが、なかなかまとまった金額は稼げません。
クラウドワークスだけで頑張るなら、”副業”と割り切るくらいがちょうどいいです。
報酬と作業量が見合っていない
- 10分以上かかるアンケートで10円
- ライティング1文字0.1円
- 手紙の代筆1枚(350文字程度)10円 など
作業時間が結構かかるのに、かなり報酬が低い案件も多いです。
私自身も何度かそういった案件を引き受けてしまったことがあります。
事前に報酬が記載されていて、自分が「それでもいい」と納得できれば問題ありません。
なかには事前にアンケート内容が公開されていないケースもあります。
「3分くらいで終わる簡単なアンケート」と書かれていたにも関わらず、実際に契約をしたら15分以上かかったという案件もありました。
それでも報酬は10円程度。
最初からアンケート内容がわかっていたらやりませんでした。
ほかにも、「簡単なリサーチ」と書かれていたのに何日間も時間がかかった案件もあります。
時給に換算したら100円以下になってしまうような案件も多いので、自分の対応幅を決めておくことが大切です。
契約外の仕事を依頼される
案件に応募して結果を待っているときに、「今回は別の方に決まってしまいましたが、ほかの案件がありますのでお願いできますか?」といった連絡が届いたことがあります。
私はすぐに”怪しい”と思ってお断りしましたが、実際にあったやばい案件のアンケート調査でも、多く方が同様の被害にあっていることがわかりました。
良さそうな案件に見えて、違法性のある案件に誘導されるケースもあるので注意しましょう。
ほかにも、手紙の代筆で最初は200文字程度と聞いていたのに、契約後に「やっぱり文章を少し変えたい」と言われ、最終的に350文字くらいまで増やされた経験もあります。
1枚当たりの単価は変わらないので、時間が予想以上にかかってしまっただけです。
契約前にきっちり話を聞いておけばよかったと、後悔しています。
相手が強気な感じだったので、私は何も言えませんでした。
システム利用料が高い
クラウドワークスは、振込手数料とは別にシステム利用料がかかります。
せっかく頑張って仕事をしても5~20%の料金が引かれてしまうので、「このシステムがやばい」という意見が多々あるのも事実です。
報酬額が20万超:5%
報酬額が10万円超20万円以下:10%
報酬額が10万円以下:20%
タスク形式での場合:20%
私自身、1か月で35,000円ほど稼いだことがありますが、20%引かれてしまったときはかなりショックでした。
クラウドワークスだけで1か月10万円以上稼ぐのは、なかなか難しいことです。
【体験談】実際にあったやばい案件
当サイトでは、クラウドワークスで1年以上ワーカーとして仕事をしている利用者にアンケート調査を行いました。
その結果をもとに、実際にあったやばい案件のエピソードを紹介します。
CASE1:仕事の途中で音信不通になった
ロムさん(30代/男性)
ライティング案件で、連絡が取れなくなってしまった案件があります。こちらから何度か連絡しても音沙汰がなく、もともとお金を支払う予定ではなかったのではないかと思いました。事務局に連絡して、テストライティングの報酬までもらってから終わらせることができたので良かったです。
ワーカー歴:約3年2か月
かおるこさん(30代/女性)
値下げされ続けて音信不通になりました。
ワーカー歴:約2年8か月
a0508さん(30代/女性)
データ入力のお仕事でテスト分は報酬の支払いがあったのに、その後継続となった仕事分約2,000円は支払われず音信不通になりました。
ワーカー歴:約1年2か月
kamulaさん(20代/男性)
継続して仕事をお願いしたいとメッセージを送ってきた人が、いきなり音信不通になったことがあります。
ワーカー歴:約3年5か月
納品と同時に音信不通になるケース、クライアント自身が不都合な立場になると音信不通になるケースなど、自分勝手なクライアントがいるのは事実です。
私も案件についてやり取りをしていて、こちらの希望を提示した直後に連絡が途切れたことがありました。
CASE2:TwitterのIDを譲ってくれと言われた
梨さん(40代/女性)
ツイッターのIDを譲ってくれと言われたことがあります。断りました。
ワーカー歴:約3年
正直、目的がよくわかりません。
でも明らかに悪質でやばい案件です。
CASE3:掲載内容と違う仕事を依頼された
このパターンには、最初から別の案件に誘導されるケースと、案件通りの作業をさせて油断させてから誘導されるケースがあります。
私自身も、両方のクライアントに出会ったことがあります。
最初から別の案件に誘導されるケース
ハヤキ26さん(30代/男性)
好条件だったのでエントリーしたのですが、残念ながら採用されなかったという趣旨のメッセージが届きました。それならそれでよかったのですが、さらに追伸でまったく違う仕事への勧誘がありました。多分応募していた仕事は釣り案件で、メインがこっちではないかと感じます。こんなことが今までに数回ありました。
ワーカー歴:約2年
ハートレイさん(40代/男性)
自分に合った募集内容の仕事があったので応募してみたところ、募集内容とはまったく違う内容の仕事をクライアントが依頼してきました。金銭も絡むような仕事だったので、即座にその仕事を辞退して、クラウドワークスに報告をしたことかあります。
ワーカー歴:約3年3か月
Kenさん(50代/男性)
タイトルに「すぐに終わる簡単なアンケートです」とあり、報酬が300円だったので応募しました。しかし仮契約の段階で知らされた仕事内容が「セミナーを受けてください」です。アンケートがセミナーに変えられたので、本当に困惑しました。
ワーカー歴:約1年3か月
shinya1114さん(30代/男性)
クラウドワークスをやり始めたころ、アンケートの仕事に応募しました。この募集は終わってしまったとメッセージがあり、代わりにほかの仕事を紹介したいとのことでした。話を聞いてみると、紹介するために主催するセミナーに出席してほしいという内容。怪しいと感じ、セミナーに出席しないで仕事くださいとメッセージを送ったところ、音信不通になりました。
ワーカー歴:約1年
油断させてから誘導されるケース
CrowdW_taさん(20代/男性)
タスク形式のアンケートの仕事を受けた際、詐欺サイトに誘導されました。最初の仕事はクラウドワークス上で完了させたのですが、「もっと高額のアンケートがある」と言われ、クラウドワークス外で連絡をとってしまいました。サービスに登録して利用し、アンケートに答えるという仕事でしたが、その登録させるサービスが退会できない仕様で必ず料金が発生してしまうという詐欺サイトでした。
ワーカー歴:約2年5か月
ゆうこはさん(40代/女性)
クラウドワークスを始めて2か月目だったと思います。直接依頼の中の1つに、依頼者のお母様の誕生日プレゼントを選んでほしいという案件がありました。ファッション分野は得意なので気軽に引き受けました。しかし、やりとりは1回で済む案件なのに、チャットワークに移ります。当該案件はなんとか無事に終わりましたが、数週間後チャットワークに連絡が来て、在宅でできる商品購入代行を依頼されました。その頃には在宅ワークで気をつけるべきことをいくつか学んでいたので、丁重にお断りしました。
ワーカー歴:約1年3か月
北沢さん(40代/男性)
アンケート形式のタスクを数件行ったあと、発注者から個別で連絡が届いたことがあります。そのあとライティングの個別案件を数件行い、フリーアドレスでのやり取りをしていました。そこで、保険関連のネットワークビジネスの案内や、10万円以上かかるYouTube商材の案内を受けたことがあります。安い案件でまずは顧客候補を探しているのかなと思いました。
ワーカー歴:約5年3か月
CASE4:高額な商品の購入を促された
こーじーさん(50代/男性)
商品レビューの依頼があったのですが、商品の購入を促されました。後払いで支払ってくれるとのことでしたが、なぜかクラウドワークスを通そうとしません。しかも商品金額は60,000円。報酬は1,000円しかないのに、60,000円のものを先に買わせるし、クラウドワークスを通そうとしない……。これは怪しい!と思ってすぐに辞退しました。
ワーカー歴:約7年6か月
クラウドワークスを通そうとしない時点で怪しいですね。
商品を買わせて音信不通になるパターンが想像できます。
商品を購入しないと仕事ができないような案件は、かなり危険です。
CASE5:外部サイトで個人情報の入力を求められた
awafukiさん(30代/男性)
サイトの確認作業という名目で、案件依頼がありましたが、実際にはサイトへの登録を誘導するもので、個人情報の入力を求められました。サイト自体はそこまで怪しいと感じることはありませんでしたが、自分の意志とは関係なくサイトに個人情報の入力を求めるのは、案件と内容が相違しているので悪質だと感じます。
ワーカー歴:約2年2か月
個人情報の入力が求められるケースはかなり危険です。
絶対に個人情報を教えないようにしましょう。
CASE6:非常識な態度で逆ギレされた
かおりんさん(40代/女性)
商品レビューの依頼を受けたときに、500字で特定の商品についてレビュー記事を書いて提出したところ、クライアントに「同じ商品のレビューをまた違う切り口で書いてほしい」と言われました。その際、最初に提出したレビュー記事はなかったことにされそうになりました。あまりに非常識だったため、「2つ目のレビュー記事は別にして報酬を支払ってほしい」と伝えたところ、急に逆ギレされて「あなたのことをクラウドワークスの運営に通報する」と脅されました。
ワーカー歴:約4年5か月
この内容から詳しい状況は把握できませんが、かおりんさんのプロフィールを拝見したところ、とても評価が高くて実績も多く、信頼できる印象でした。
明らかにクライアントのわがままで搾取しようとしている感じがします。
逆ギレして脅してくるような態度をとる時点で、クライアント失格ですね。
CASE7:”初回だけ”のはずなのに勧誘がしつこかった
takakoさん(40代/女性)
サプリなどを初回の安い価格で買い、解約をし、それを梱包してから相手先に送る仕事でした。なかなか解約の電話が繋がらずに解約ができなくて、その後も届いてしまうということがありました。それからは「サプリをまた買わないか」と勧誘や手紙があり、面倒で大変でした。もうやりたくないです。
ワーカー歴:約1年2か月
代理で購入するのは危険です。
解約の電話が繋がらないのも怪しいですね。
サプリなどを取り扱っている会社とグルなのか、転売目的なのか、いずれにしてもこういった案件自体が悪質でやばいです。
CASE8:規約違反の仕事をさせられそうになった
華さん(20代/女性)
スカウトという形でメッセージが届き、「内容は契約後にお話します」と言われました。契約後に仕事内容を聞いていると、某フリマサイトの無在庫販売を加担してほしいという内容。「無在庫販売は某フリマサイトの規約違反にもなるのでお仕事はできません」とお断りをしたところ、星オール1をつけられて”非常識な方”とコメントまで書かれてしまいました。私も腑に落ちなかったため、コメントにはこちらの経緯をきちんと記載させていただきました。
ワーカー歴:約3年
「契約後にお話しします」と言われたら、悪質な案件である可能性が高いです。
そして、契約をしてしまうと相手から評価がつけられるようになってしまいます。
ほかにも、画像や動画を無断でコピーして外部サイトに貼り付ける作業など、著作権に関わる仕事を依頼してくるクライアントもいるようです。
「違法だと知らなかった」では済まされないので、自分の身は自分で守りましょう。
CASE9:サポートをしてくれず最低評価になった
muramatsuhyさん(50代/男性)
講演内容を録画してほしいという依頼を受けたことがあります。確か9,000円ほどでした。講演を録画しながら聞いたうえで、録画内容を投稿しようとしたら、あまりにも容量が大きく、送信することができませんでした。大容量ファイルを送る無料サイトでも無理でした。ファイルが重すぎて送ることができないことを伝えると、サポートもなく、「この案件はクリアできなかったということで……」という文面で最低評価をつけられてしまいました。
ワーカー歴:約2年5か月
仕事の依頼内容に合わせて、起こりうるケースを想定しておくのがクライアントの責任です。
仕事をしてくれたにも関わらず、動画を送る際のサポートがなく、一方的に切り捨てるような態度は許せません。
CASE10:仕事量が報酬と見合っていなかった
minatoさん(40代/男性)
データ整理作業をした際に、目安の時間の過少申告されました。たとえば1000行25時間で報酬が10,000円という案件。この段階でも時給400円なのでブラック臭が漂います。1000行25時間であれば、1行を1.5分で登録する必要があるということ。実際にやってみると倍以上かかるため、時給100円台の完全ブラック案件でした。このような仕事は何度も経験があります。
ワーカー歴:約2年3か月
youshownaoさん(50代/女性)
作業時間が1時間以内となっていたのですが、アンケートの詳細が最初にわからなくて、答えても答えても次に進む矢印が出てきました。結局1時間以内に終わらず、時間切れで謝礼ももちろんありませんでした。質問の行数も多く、じっくり読んで真面目に答えたのに馬鹿を見た感じになってしまいました。あまり問題を読まず、適当に選ばないと終わらない量でした。
ワーカー歴:約4年
私も「募集に書かれていた時間よりもかなりかかった」という仕事を受けてしまったことが多々あります。
そういった仕事に限って【初心者でもできる】などと書かれているんですよね。
また、クラウドワークスのタスク形式の作業は、1時間以内に完了させなくてはいけないというルールがあります。
「もし時間がかかる作業の場合には、メモ帳などで作業をした後に貼り付けるなどの方法で作業を完了してください」と公式サイトに記載がありますが、今回のようなアンケートの場合はなかなか難しいし、やばい案件と言われて当然です。
悪質な案件を避けるための注意点
やばい案件はどこに潜んでいるかわかりません。
仕事内容はチェックされてから公開されますが、表面上は悪質かどうかわからないものもあります。
悪質な案件を避けるための注意点を確認し、自分自身を守りましょう。
ワーカーさんに教えてもらった、悪質な案件を見極めるアドバイスもあわせて紹介します。
クライアント(発注者)の評価を確認する
案件に応募する前に、クライアント(発注者)のプロフィールで評価などを確認しましょう。
ライティングなど、契約をしてから仕事をする場合は必ず確認しておきたいところです。
過去の実績が多く、総合評価やプロジェクト完了率が高いクライアントであるほど安心できます。
「認定クライアントマーク」がついているクライアントも安心できる証拠です。
a0508さん(30代/女性)
評価が4.8以上で、プロジェクト完了率が90%くらい、実績も50件以上あるクライアントをおすすめします。特に認定クライアントは安心できます。仕事に応募する前に、クライアントに対する評価のコメントも見ておくと安心です。これまでの経験から、評価が良くてもプロジェクト完了率が50%以下など、低い場合は途中終了されているワーカー様が多いのであまりおすすめできません。
ワーカー歴:約1年2か月
ぼーやんさん(30代/男性)
クライアントの発注件数と評価についてはまず目を通しておくべきだと思います。慣例によって5(最高点)がつけられていることも多いですが、実際にワーカーとトラブルがあってきちんと仕事を完了できなかったクライアントには、しっかり低い点がつけられていることも少なくありません。もちろん一方的な評価を鵜呑みにはできませんが、評価コメントで経緯が書かれていることも多いので、見ておくと参考になると思います。
ワーカー歴:約2年8か月
「本人確認済み」かチェックする
クラウドワークスでは、任意で本人確認を実施しています。
クライアントのプロフィール画面で「本人確認済み」という項目にチェックマークがついているか確認してみましょう。
私は今発注者側として登録をしていますが、本人確認を行っています。
本人確認済みでないクライアントが悪質というわけではありません。
怪しいと感じたときの判断方法の1つとして確認してみましょう。
作業量と報酬のバランスを見極める
良さそうな案件に見えて、実際は作業量と報酬のバランスが見合っていないものも多々あります。
特にライティング案件は文字単価1.0円以下のものが多いです。
初心者にとっては始めやすくてちょうどいいかもしれませんが、システム利用料などが引かれることも考慮しなければなりません。
時給に換算して計算し、自分の許容範囲を決めておきましょう。
ぼーやんさん(30代/男性)
ライティングでは安価でテストライティングが実施されていることも多いですが、その報酬が異様に低く条件が厳しい場合には、「報酬アップあり」などの文言があっても基本的に信用しないほうがいいです。悪条件でも受けてしまうライターを探していると思ったほうが良いでしょう。
ワーカー歴:約2年8か月
サービス外でのやり取りを避ける
クラウドワークスでは、原則、サービス外での直接連絡を禁止しています。
ただし、「サービス外連絡申請」をして承認された場合は直接連絡が可能です。
インタビューや継続案件などで、どうしても外部でのやり取りが必要な案件もあります。
不自然にチャットワークやLINEなどに誘導された場合は、むやみに教えないようにしましょう。
私もチャットワークIDを教えてしまい、別の案件に誘導され、直接契約を促されたことがあります。
条件が良すぎる案件は疑う
条件が良すぎる案件にも注意が必要です。
ライティング案件で「10記事テストして、継続をお願いしたいと判断した場合は文字単価2円~10円」といったスカウトが届いたこともありますが、プロフィールを見たら登録したばかりで初期状態のアカウントでした。
低単価でテストライティングをさせ、最初から継続させるつもりがない可能性が高いです。
テストライティングの報酬が支払われないまま音信不通になり、書いた記事が勝手に公開されていたという被害にあった方もいます。
私もライターさんに外注していますが、テストライティングをするなら1記事で十分。
採用までに時間のかかるライティング案件は避けるのがベストです。
かよよんさん(40代/女性)
高額な報酬で仕事を依頼している人は、経歴を見てみるのがおすすめです。あわせて評価内容も見てみましょう。
ワーカー歴:約4年
はむさん(20代/女性)
商品モニターやアンケートについては一度商品を自費で購入して……というパターンもあり、高額タスクであっても注意が必要です。
ワーカー歴:約2年
返信が遅いクライアントに気をつける
仕事をするうえで、こまめなやり取りをして信頼関係を築くのは基本です。
質問してもなかなか返事がなく、文面にていねいさが感じられないクライアントは信用できません。
私も納品後に数週間放置されたことがありました。
メッセージの返信や対応が遅いと、そのまま音信不通になってしまうリスクも考えられます。
継続案件の場合は、早めに見切りをつけたほうがいいかもしれません。
登録したばかりのクライアントに注意する
プロフィールを見て、登録したばかりのアカウントには注意しましょう。
- プロフィールが初期のまま
- 会社概要がない
- 評価や実績がない
- 本人確認もしていない
上記のような場合は、すぐに音信不通になり、繰り返しアカウントを作り直している悪質なクライアントである可能性が高いです。
こーじーさん(50代/男性)
クラウドワークスへの登録日が最近のものも怪しいです。捨てアカウントの可能性もあります。クラウドワークス利用歴が5年等の長期的なクライアントなら安心できますが、登録して数日や数か月だとワーカーをだますために利用している可能性があります。少しでも違和感があったら避けるようにしたほうがいいです。
ワーカー歴:約7年6か月
やばい案件に関わってしまったときの対処法
やばい案件を回避しているつもりでも、気づかないうちに関わってしまっている可能性もあります。
ここでは、やばい案件に関わってしまったときの対処法を確認しておきましょう。
契約途中終了リクエストを送る
契約後に違和感などを感じて辞退したいと思ったら、「契約途中終了リクエスト」を送りましょう。
クライアントが合意をすると契約が終了します。
ただしこの場合、相手から評価をつけられることを考えなければいけません。
ていねいな文章で理由をまとめたうえで、クライアントの許可を得ましょう。
私も何度か経験していますが、低評価をつけられたことはありません。
クラウドワークス事務局へ相談する
やばい案件であるか判断に悩む部分があれば、クラウドワークスの事務局にお問い合わせから相談してみましょう。
内容が悪質であるか確認してもらえます。
問い合わせる際に、案件の詳細がわかるように伝えましょう。
クラウドワークス内の案件数はかなり多いため、URLをメモしたり、スクショを残しておいたりするのがおすすめです。
やばいのはクライアントだけじゃない!要注意ワーカーの見極め方
ここまでは、やばいクライアント(発注者)について紹介してきました。
しかし、ワーカー(受注者)にもやばい人、悪質な人はいます。
承認前に気づくこともあれば、気づかずに承認してしまい後悔することも多々ありました。
発注者側である私が、実際にあった体験談を例にやばいワーカーの見極め方を紹介します。
承認率をチェックする
タスク形式の作業の場合、プロフィールの「タスク作業承認率」が低いワーカーには注意が必要です。
承認率が高いワーカーのみに仕事を依頼できるように、クライアント側は「作業承認率が95%以上」の方を対象とすることもできます。
私も今回のアンケート調査は「作業承認率が95%以上」の方を対象として実施しました。
過去の受注実績を見てみる
怪しいと感じたら、プロフィールの受注実績で過去の履歴を確認してみましょう。
プロフィールには「20代後半/男性」と書かれているのに、該当しないアンケートに回答している方は多いです。
- 男性限定
- 女性限定
- 20代限定
- 50代限定
- 専業主婦限定 など
1人のワーカーが、上記すべてのアンケートに回答していたらおかしいですよね。
私は今まで、何度もこのような方に遭遇しました。
いつもきちんと内容を確認してから承認をしているため、見つけたら非承認にしています。
しかし、内容を見ないで承認作業をするクライアントも多いです。
アンケート結果の信ぴょう性が下がってしまうので注意しましょう。
コピペチェックで文章を確認する
ライティングやタスク案件で文章を送ってもらうときは、ほかのサイトから盗用されていないかコピペチェックをしてから承認するのがおすすめです。
「ライティングで納品された記事がすべてコピーされたものだった」という話も聞いたことがあります。
私もアンケートを募集し、回答がとあるサイトの丸パクりだったことがありました。
画像を検索にかけてみる
クラウドワークスで画像を募集する際は、画像検索にかけて、盗用されたものでないかチェックしましょう。
文章と同じように、ほかのサイトなどから無断でコピーした画像を送ってくるワーカーもいます。
実際に私も承認前に画像検索にかけたら引っかかり、フリマサイトにあった画像を勝手にコピーしている方がいました。
そのあとにワーカーのプロフィールをチェックしたところ、男性限定・女性限定など、自分に当てはまらないタスク形式の案件を多数行っていることが判明。
嘘をついて稼いでいる常習犯でした。
まとめ:やばい案件を見極めてクラウドワークスで稼ごう
この記事で紹介したCrowdWorks(クラウドワークス)のやばい案件は、ほんの一例です。
ほかにも、さまざまな方法で悪質な仕事をさせようとするクライアントがいます。
クラウドワークスで仕事をする際は、安易に相手を信用せず、プロフィールなどを見て安心できる相手であるか見極めるようにしましょう。
簡単に稼げる仕事なんてありません。
都合のいい話は疑うようにし、不安な点は契約前にはっきりさせておくことが大切です。
コツコツ作業をすればお小遣い稼ぎになるので、正しい使い方で利用しましょう。
報酬はあまり高くありませんが、信頼できるクライアントにもたくさん出会いました!