この記事の執筆・監修者
ほうらい
保育補助として保育園で働きはじめ、退職するまで7年間勤務。その間、産休や育休を利用しながら保育士資格を取得しました。現在は2児の母で育児に専念しています。
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体験談の写真は、ご本人様より提供いただいたものを掲載しています。
また、紹介しているテキストは2024年版です。購入する場合は、各社最新版のテキストをご検討ください。
- できる限り費用を抑えたい
- 自分のペースで勉強したい
- スクールや通信講座は抵抗がある
さまざまな理由から、保育士試験に独学で挑戦したいと考える方も多いはず。
テキスト(参考書)は各社で特徴が異なるため、自分が学びやすいものを選ぶことが大切です。
しかし、数あるテキストの中から選ぶのは、最初に悩む部分でもあります。
そこで当サイトでは、独学で保育士試験に合格した方を対象に「クラウドワークス
」にてアンケート調査を実施。
実際に使用していたテキストや問題集、勉強法などを教えていただきました。
ほうらい
独学時のテキスト選びや勉強法で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
目次
【独自調査】保育士試験に独学で合格した方が使用したテキストと問題集、勉強法
保育士試験に独学で合格した方が使用したテキスト(参考書)や問題集、勉強法などの体験談を紹介します。
アンケートでは以下の項目に回答していただきました。
- 合格までにかかった期間
- 独学で勉強した理由
- 使用したテキストや問題集
- 使用したテキストの感想
- テキスト以外に勉強で使用したもの
- 勉強の進め方
- 1番苦戦した科目
- 勉強で大変だったこと
- 今だから思う反省点
- これから独学で勉強をする方へのアドバイス
体験談1:テキストとWebサイトで効率化(30代女性)
はなこさんが使用していたテキストと問題集
1人目は、はなこさん(30代女性)です。
- 保育士試験に合格するまでにかかった期間を教えてください。
-
約9か月
- 独学で勉強しようと思った理由を教えてください。
-
子どもがいるため、費用を抑えるために独学を選びました。
- 使用したテキストや問題集を教えてください。
-
福祉教科書、保育士完全合格テキスト(上・下)、保育士完全合格問題集
- 使用したテキストの良かったところ、イマイチだったところなどを教えてください。
-
要点がきちんとまとめられていて、わかりやすいテキストです。
ただ、人物が限られていたり、テキストでほとんど触れられていないところからの出題もありました。
このテキストだけでは足りないと感じるところもありました。
- テキスト以外に勉強で使用したものはありますか?
-
Webサイトで見つけた保育士試験対策ミニテスト、アプリ
- どのような流れで勉強を進めましたか?
-
まずテキストに目を通し、ひたすら暗記をしました。
その後、過去問を解き、テキストで改めて確認するという繰り返し。
1番自分に合っていたのは、保育士試験対策ができるWebサイトでミニテストをやったり、アプリを使って練習問題を解いたりすることでした。
苦手な部分がわかりやすく、テキストよりも出題されるポイントに絞ってあるので効率よく学習することができます。
- 勉強をしていて特に大変だったことを教えてください。
-
とにかく覚える範囲が広かったことです。
科目数も多く、これまでまったく知識のなかった分野もあったので、覚えるまでに苦労しました。
- 「もっとこうすれば良かった」など、今だから思う反省点はありますか?
-
もっと計画的に学習すればよかったです。
勉強期間が長引くほどつらいので、1回で全科目合格できるように余裕をもって勉強を進めればよかったと思いました。
- これから独学で勉強を始める方に、勉強法などのアドバイスをお願いします。
-
保育士試験ではたくさんの科目がありますが、内容が重なっている部分も多いため、できる限り1度の試験での合格を目指してください。
覚えることはとても多いですが、内容は決して難しくありません。
ギリギリまで諦めずに暗記をしましょう。
体験談2:妊娠・出産を経て合格(40代女性)
あんこママさんが使用していたテキスト
2人目は、あんこママさん(40代女性)です。
- 保育士試験に合格するまでにかかった期間を教えてください。
-
約2年6か月
- 独学で勉強しようと思った理由を教えてください。
-
第二子妊娠中から出産後にかけて長期間で試験を受けようと思ったので、独学で勉強しました。
- 使用したテキストや問題集を教えてください。
-
保育士完全合格テキスト(上・下)
- 使用したテキストの良かったところ、イマイチだったところなどを教えてください。
-
文字が大きめで、図やイラストが織り込まれていてわかりやすかったです。
また、各章ごとに理解度テストがあったので、わからない点をその都度振り返ることができました。
より詳しく知っておきたいことや補足事項など、合否を左右するポイントがちゃんと載っていたのも良かったです。
赤シートも付いていたので、この1冊で穴埋め問題集としても使えました。
- テキスト以外に勉強で使用したものはありますか?
-
ありません。
- どのような流れで勉強を進めましたか?
-
参考書を一通り読み込み、わからないポイントをノートに書き出しました。
特に法律や年号などの暗記部分は、参考書とノートへの書き出しを繰り返して覚えました。
大体の内容が頭に入ったら、過去問と問題集を何回もやり、間違えたところをノートに書き出して覚えます。
参考書は、週に1回は見直すようにしていました。
- 勉強をしていて特に大変だったことを教えてください。
-
小さい子どものお世話をしながらだったので、なかなか頭に入ってこないことが多々あり大変でした。
そんなときは問題集をひたすら解き直していました。
また、人物名や保育福祉の歴史がまったく覚えられなかったのも苦労した部分です。
「マークシートだし、一字一句覚える必要はないかな」と、割り切って感覚で覚えるように切り替えました。
- 「もっとこうすれば良かった」など、今だから思う反省点はありますか?
-
ありません。
- これから独学で勉強を始める方に、勉強法などのアドバイスをお願いします。
-
法改正があり、覚えることが変化するので大変さがあります。
私の場合は最初から長期戦で覚悟して挑んだため、毎年新たな参考書を使うのではなく、変更点だけ追加で勉強するようにしました。
体験談3:テキストを持ち歩いてスキマ時間を活用(20代女性)
海子さんが使用していた問題集
3人目は、海子さん(20代女性)です。
- 保育士試験に合格するまでにかかった期間を教えてください。
-
約10か月
- 独学で勉強しようと思った理由を教えてください。
-
子育て中でスキマ時間しか取れず、通信教育を続ける自信もなかったので、まずは自分のペースで勉強を始めてみようと思って独学を選びました。
- 使用したテキストや問題集を教えてください。
-
保育士完全合格テキスト(上・下)、保育士完全合格問題集、保育士出る出る!一問一答
- 使用したテキストの良かったところ、イマイチだったところなどを教えてください。
-
保育士完全合格テキストは上・下巻でけっこうなボリュームがあったため、まとまった時間がないとなかなか読みきれず、大変さがありました。
赤いシートが付いていたので、暗記学習には便利なテキストでした。
問題集は過去問中心で、実践的なうえに解説も多かったので良かったです。
一問一答形式のテキストも、スキマ時間に活用できて、直前対策まで使えました。
- テキスト以外に勉強で使用したものはありますか?
-
保育士対策のWebサイトで音楽のコードを学習しました。
- どのような流れで勉強を進めましたか?
-
まずはテキストを一通り読みました。
割と早い段階で問題集に取り組み始めて、間違ったところは解説を読み、テキストに戻って復習しました。
テキストを読んでもよくわからなかった「保育実習理論」は、音楽を攻略するためにWebサイトでコードなどを勉強。
直前対策では一問一答問題集を追加で購入し、間違えた問題を対策しました。
- 1番苦戦した科目を教えてください。
-
子どもの食と栄養
- 勉強をしていて特に大変だったことを教えてください。
-
子育て中でなかなか勉強できる時間を確保できない毎日だったので、具体的なスケジュールが立てられず、このまま全部の科目を一通り勉強できるのかと不安でいっぱいでした。
とにかくスキマ時間を活用することで乗り切ろうと、子どものお迎えの待ち時間や、外出時の待ち時間などを使って勉強をしました。
いつもテキストを持って出歩いてたように思います。
- 「もっとこうすれば良かった」など、今だから思う反省点はありますか?
-
検索したらYouTubeなどでも試験対策動画が配信されていたので、時間があれば活用したかったです。
- これから独学で勉強を始める方に、勉強法などのアドバイスをお願いします。
-
独学は自己管理がなかなか難しいかもしれませんが、子育てや仕事などと両立しやすい勉強のスタイルだと思います。
保育士試験ではテキストの中にある内容だけでなく、保育の現場で関心の高いこと、最近取り組みが始まったことなども出題されました。
ニュースや自治体の情報なども積極的に取り入れておいたほうがいいです。
子育て中の方は、予防接種のスケジュールなど、実際に経験しているので有利な部分もあります。
勉強が即実践に役立つので、ぜひ頑張ってください。
体験談4:点数が伸び悩んだ時期を乗り越えた(20代女性)
さえさんが使用していたテキスト
4人目は、さえさん(20代女性)です。
- 保育士試験に合格するまでにかかった期間を教えてください。
-
約9か月
- 独学で勉強しようと思った理由を教えてください。
-
バイトの掛け持ちをしていたため、予備校などに通う時間がなかったからです。
- 使用したテキストや問題集を教えてください。
-
ユーキャンの保育士速習テキスト(上・下)、ユーキャンの保育士過去&予想問題集
- 使用したテキストの良かったところ、イマイチだったところなどを教えてください。
-
1番良かったところは、テキストがフルカラーで非常に見やすかったところです。
短時間でも理解しやすくまとめられていました。
また、ステップアップしながら学ぶことができます。
試験で出題されやすい問題などが色分けされているので、暗記をする部分なども把握しやすいです。
- テキスト以外に勉強で使用したものはありますか?
-
YouTube
- どのような流れで勉強を進めましたか?
-
最初はスキマ時間でYouTubeを聞き流していました。
その内容を復習する感じで、ユーキャンのテキストで勉強をし直します。
忘れていた項目などがあったら付箋でメモしておき、翌日にもう一度再復習するという流れを繰り返していました。
ほかにも、間違えやすい項目をリストアップして集中的に勉強していました。
- 勉強をしていて特に大変だったことを教えてください。
-
勉強してもなかなか点数が伸びないことに、非常に悩んでいました。
勉強を始めて3か月を過ぎた頃でも合格基準の6割には届かず、自分なりの対策を講じてもなかなか点数が上がることはありませんでした。
ほかの人に勉強法を聞いて、色々と自分なりに対策をしてみましたが、それでも点数が上がらないということが長期間ありました。
- 「もっとこうすれば良かった」など、今だから思う反省点はありますか?
-
反復練習を多くすればよかったなと感じています。
- これから独学で勉強を始める方に、勉強法などのアドバイスをお願いします。
-
クイズ形式で勉強していくことをおすすめします。
小さなメモ用紙に一問一答方式を作成して、どこでも見られるような形で勉強していました。
スキマ時間を有効活用できるため、効率よく勉強を進められます。
体験談5:集中的に勉強をして一発合格(30代女性)
ゆみりあーなさんが使用していたテキストと問題集
5人目は、ゆみりあーなさん(30代女性)です。
- 保育士試験に合格するまでにかかった期間を教えてください。
-
約6か月
- 独学で勉強しようと思った理由を教えてください。
-
子どもがいるので、自分のタイミングで勉強できる独学を選びました。
- 使用したテキストや問題集を教えてください。
-
保育士合格テキスト(上・下)、保育士過去問題集
- 使用したテキストの良かったところ、イマイチだったところなどを教えてください。
-
初めて勉強する人にとって、わかりやすくて見やすい解説とグラフが多用されていたところが良かったです。
単元ごとに重要なことだけが書いてあるため、覚えるべきところがわかりやすく、読みやすいので勉強していて飽きませんでした。
私の場合は運良く短期間で一発合格できましたが、このテキストだけで試験のすべてを網羅しているわけではないと感じました。
- テキスト以外に勉強で使用したものはありますか?
-
保育士試験対策ができるWebサイト
- どのような流れで勉強を進めましたか?
-
とにかくテキストを読み込み、問題を解きました。
勉強する時間があまりなかったため、2時間みっちりテキストを読む日、1時間問題を解く日を交互に決めて勉強を進めました。
得意な分野は軽く流す程度で、苦手な分野を重点的に学ぶなど、効率よく勉強できることを重視しました。
範囲がかなり広いので、あらゆる情報を日常生活の中から得ていたと思います。
- 勉強をしていて特に大変だったことを教えてください。
-
普段の生活で、自分とあまり関わりのない分野についての勉強が大変でした。
まったくわからず、1からすべて暗記することに疲れてしまいそうになりました。
何日もかけて同じことをやり続けて覚える根気が必要です。
独学だと1人で勉強を進めなければいけないので、何が正解なのかわからず、なかなか理解できないことが続くとモチベーションを保つのも大変でした。
- 「もっとこうすれば良かった」など、今だから思う反省点はありますか?
-
テキストよりも、最初から問題集にもっと時間をかけたほうが無駄なく幅広い知識を得られたかなと思います。
- これから独学で勉強を始める方に、勉強法などのアドバイスをお願いします。
-
「いつまでに必ず合格する」と目標を立てると、モチベーションが維持しやすいです。
テキストばかり読むのではなく、実践で知識を身につけることが近道だと感じています。
体験談6:テキストとYouTubeで理解度アップ(20代女性)
まさみさんが使用していたテキストと問題集
6人目は、まさみさん(20代女性)です。
- 保育士試験に合格するまでにかかった期間を教えてください。
-
約9か月
- 独学で勉強しようと思った理由を教えてください。
-
友人が独学で合格したと聞き、私も独学で勉強しようと思いました。
- 使用したテキストを教えてください。
-
サクッとわかる保育士テキスト&問題集(上巻・下巻)、保育士一問一答問題集
- 使用したテキストの良かったところ、イマイチだったところなどを教えてください。
-
すべての項目が一冊に集約されており、非常に効率よく勉強できました。
出題内容、項目、テキスト内容が1ページにまとめられているため、わざわざ複数の教科書を持ち運んだり、見返したりする必要がありません。
しかし、ほかのテキストに記載されているけど、このテキストには記載されていないという部分もありました。
内容に少し物足りなさを感じました。
- テキスト以外に勉強で使用したものはありますか?
-
YouTube
- どのような流れで勉強を進めましたか?
-
基本的にはこのテキストで勉強し、理解できない部分はほかのテキストやYouTubeを見ていました。
夜にまとまった勉強時間を確保できていたため、集中的に勉強をする習慣をつくっていました。
また、電車の中や待ち時間にテキストなどを見て、スキマ時間を有効活用していました。
- 勉強をしていて特に大変だったことを教えてください。
-
モチベーション維持がとても大変でした。
できるだけ毎日勉強をしたほうがいいと思い、空いた時間にテキストを見返すようにしていましたが、どうしても集中できず、ただボーッと見ているだけということが多々ありました。
なんとかモチベーションを維持するために、カフェや勉強スペースを活用して勉強していました。
- 「もっとこうすれば良かった」など、今だから思う反省点はありますか?
-
誰かと一緒に勉強をすればよかったなと感じています。
- これから独学で勉強を始める方に、勉強法などのアドバイスをお願いします。
-
スキマ時間を活用するということを大事にしたほうがいいと思います。
仕事や学校などでまとまった時間が確保できないなら、ちょっとしたスキマ時間に勉強する習慣をつけ、いつでも勉強ができる準備をしておくことが大切です。
体験談7:問題集を中心に進めて合格(20代女性)
あきさんが使用していた問題集
7人目は、あきさん(20代女性)です。
- 保育士試験に合格するまでにかかった期間を教えてください。
-
約1年
- 独学で勉強しようと思った理由を教えてください。
-
金銭的に負担が少ないからです。
また、大学で福祉や心理を学んだこともあり、まったく知らない分野ではありませんでした。
まずは独学で受けてみて、あまりにも難しければ通信講座等を受講しようと思っていました。
- 使用したテキストを教えてください。
-
ほんとによく出る保育士ベスト過去問&予想問題集
- 使用したテキストの良かったところ、イマイチだったところなどを教えてください。
-
問題集の半分程度が、左ページに問題が1問だけ、右ページがその問題の解説という形で頻出問題を解いていく形式でした。
よくあるテキストとは違い、明確にやることがわかります。
1ページ1問なので、やりやすいのも良かった点だと思います。
さらに、解説の下にはその問題に関連する覚えておくべきワードなどの表が付いていました。
その分解く問題が少ない点はデメリットでしたが、さまざまなWebサイトで過去問が閲覧できるため、特に問題なかったです。
- テキスト以外に勉強で使用したものはありますか?
-
過去問を見られる保育士試験対策のWebサイト
- どのような流れで勉強を進めましたか?
-
最初のページから問題を解き、解説を読むという流れを繰り返していました。
ある程度どの問題も解けるようになったら、問題集の後半部分にある過去問や予想問題集を解いて解説を読みます。
そこも8割以上解けるようになったら、Webサイトなどから保育士試験の過去問を検索して解き、間違ったところを調べるようにしていました。
- 勉強をしていて特に大変だったことを教えてください。
-
モチベーションを保つのが大変でした。
1人で勉強しているため、やめようと思えばいつでもやめられる状況下であり、実際にやめようと思ったことも少なくありません。
特に法律や制度の制定年数や内容を覚えるのが本当に苦手だったので、社会福祉の勉強をしているときは常に楽しくなかったです。
1回目の試験で福祉系ばかり不合格だったため、2回目に向けた勉強は大変でした。
- 「もっとこうすれば良かった」など、今だから思う反省点はありますか?
-
スケジュールを立てて計画的に勉強すればよかったと思います。
- これから独学で勉強を始める方に、勉強法などのアドバイスをお願いします。
-
得意な分野と苦手な分野を交互に満遍なく勉強するのがいいかと思います。
私は福祉系が苦手で後回しにしていたため、あとでつらい思いをしました。
そうならないためにも、やっていて楽しいと思える分野を見つけることがおすすめです。
保育士試験に独学で合格!おすすめのテキスト・問題集3選
独自アンケート調査やAmazonなどの口コミを参考に、おすすめのテキスト(参考書)や問題集を厳選して3種類紹介します。
- 図やイラストが多くわかりやすいもの
- フルカラーで見やすいもの
- 情報量が多くて文字が中心のもの
比較的人気があり、すべて異なる特徴の3種類をピックアップしました。
ほうらい
同じ会社からテキストと問題集が出版されている場合は、揃えて購入することがおすすめです。
1:保育士完全合格テキスト上下/問題集
アンケート結果で多くの方が使っていた『保育士完全合格テキスト』『保育士完全合格問題集』。
毎年人気のあるテキストで、見やすくてわかりやすいと定評があります。
「赤シート」も付いているため、覚えたことの再確認にも便利。
ただし、今回のアンケート調査では以下のような意見もありました。
テキストでほとんど触れられていないところからの出題もありました。このテキストだけでは足りないと感じるところもありました。(はなこさん/2021年版のテキストを使用)
過去問を繰り返し解き、情報が足りないと感じたところを補うことが大切です。
監修:汐見 稔幸, 著:保育士試験対策委員会
¥2,200 (2023/08/03 15:08時点 | Amazon調べ)
ポチップ
著:保育士試験対策委員会, 読み手:汐見 稔幸
¥2,200 (2023/08/03 15:10時点 | Amazon調べ)
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著:保育士試験対策委員会
¥2,640 (2023/08/03 15:11時点 | Amazon調べ)
ポチップ
2:ユーキャンの保育士速習テキスト上下/過去&予想問題集
『ユーキャンの保育士速習テキスト』も、毎年多くの方に利用されています。
ほかの会社よりもテキストの種類が豊富です。
- 速習テキスト(上下)
- 過去&予想問題集
- 一問一答&要点まとめ
- 実技試験合格ナビ
- はじめてレッスン(全9科目がサクッとわかる入門書)
ユーキャンのテキストはフルカラーになっており、イラストや図でわかりやすく解説されています。
初めて勉強する方にとっては特に見やすさが人気です。
赤シートを用いてチェックしながら学習したい場合は、『一問一答&要点まとめ』をあわせて購入しましょう。
U-CAN
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3:いちばんわかりやすい保育士合格テキスト上下/過去問題集
『いちばんわかりやすい保育士合格テキスト』は、ほかのテキストに比べて文字が多めです。
その分情報量も多いのですが、文字を読むのが苦手な方にとっては合わない部分があるかもしれません。
勉強することが苦でなく、より多くの情報を得たい方におすすめです。
監修:近喰 晴子, 著:コンデックス情報研究所, 編集:コンデックス情報研究所
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監修:近喰 晴子, 著:コンデックス情報研究所, 編集:コンデックス情報研究所
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監修:近喰 晴子, 著:コンデックス情報研究所, 編集:コンデックス情報研究所
¥1,980 (2023/09/08 12:34時点 | Amazon調べ)
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独学で合格を目指すならテキスト以外の対策も有効
保育士試験に独学で挑戦する場合、テキストだけでなく、WebサイトやYouTubeなどのほかの勉強法と並行している方が多かったです。
過去問はWeb上で見ることもできます。
少しでも費用を抑えたい方は、WebサイトやYouTubeで情報収集するのもおすすめです。
また、とにかく合格することが優先であり、自分でスケジュールを組んで勉強することが不安な方は、通信講座も検討してみましょう。
独学はモチベーション維持が難しいところです。
わからない部分は自分で調べる必要があります。
当サイトでは保育士試験対策におすすめの通信講座も紹介していますので、悩む部分があるなら資料請求をして比較してみましょう。
なかには苦手科目に絞って、科目別に受講できる講座もあります。
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【徹底比較】保育士の通信講座おすすめ7選!失敗しない選び方まで詳しく紹介
スキルマニアでは、保育士試験対策ができる通信講座のおすすめ7社をピックアップ。人によって適した講座が異なるため、複数の条件で比較しながら選び方を詳しく紹介します。人気度だけで選ばず、自分に適したものを選択しましょう。
保育士試験に独学で合格するおすすめの勉強法
保育士試験は、勉強に必要なテキストさえ揃えれば独学で合格が可能だと感じています。
私は最初にユーキャンの保育士講座
を購入しましたが、添削は1度しか提出せず、サポートは利用していません。
なかなか合格できなかった科目は、ふくしかくのリベンジセットを追加購入しました。
妊娠・出産などがあり合格までに時間がかかってしまいましたが、保育補助として働きながらほとんど独学状態で勉強していた感じです。
あわせて読みたい
保育園で働きながら保育士資格取得!私の合格体験談を紹介
私は保育園で働きながら保育士資格取得を達成しました。保育補助から保育士になった私の体験談をもとに、勉強法や勉強のポイントなどを紹介します。保育士を目指す方はぜひ読んでみてください。
ここでは、自分の失敗や経験から学んだ、独学で合格を目指す方におすすめの勉強法を紹介します。
合格までに時間がかかってしまった私だからこそ、参考になる部分もあるかと思います。
ほうらい
スケジュールをきちんと組んで進める
いつまでに合格したいのか、ペース配分を決めて勉強を進めることが大切です。
通信講座であれば目安となるスケジュールを組んで勉強を進められますが、独学の場合は自分で計画を立てる必要があります。
ほうらい
特に仕事や子育てと両立する方は、多少計画がズレることも考慮し、余裕をもつことが大切です。
ちなみに私の場合、保育補助として働いていた頃は子どもがいなかったため、仕事が終わってからの時間と土日を勉強時間にあてていました。
8時間勤務のパートでしたが、通勤時間も活用し、平日は1時間~2時間ほど勉強していた気がします。
その後妊娠・出産を経験し、初めての育児で勉強をする余裕がない状態が続いていました。
保育士試験に申し込んだものの、出産と重なり受験を断念。
産休・育休の期間を活用し、産後数か月して落ち着いた頃から本格的に勉強を再開しました。
特に子育てと両立する場合は、家族の協力も必要です。
勉強のスケジュールを組んでいても、思うようにいかないことが多々あります。
私の場合は子どものお昼寝中や寝かしつけ後、夫が見てくれる日など、合間をぬって勉強時間にあてました。
ほうらい
保育園の同僚の中には、子育てを終えた年齢から独学で資格を取った方もいます。
最初はすべての科目のテキストを読む
保育士試験は科目数が多いため、苦手をどうやって克服できるかがポイントです。
できるだけ早めに苦手な科目を把握するために、まずは全科目のテキストに目を通してみましょう。
具体的な勉強法は、以下のような流れです。
- 全科目のテキストに目を通す
- 問題集を解いてみる
- 得意な科目と不得意な科目を判断する
- 難易度が高いと言われる科目や自分が苦手な科目を中心に勉強する
とにかく科目が多いので、全科目のテキストを1周するだけでも数週間かかりました。
すべてのテキストに目を通しながら、どの科目がどういった内容なのかを把握することが大切です。
苦手分野を徹底的に勉強する
保育士の試験は科目が多いだけでなく、それぞれの出題範囲も広いです。
全科目に目を通すことは大切ですが、全領域を全力で勉強するという勉強法では、合格率が低くなってしまいます。
まずは各科目でどのような勉強が必要なのか把握したあとに、苦手な科目を徹底的に補う方法がおすすめです。
私の場合、苦手な科目を把握してからは、以下の部分を中心に勉強をしていました。
- テキストを再度読んで理解を深める
- 過去問を解いて間違えた箇所を見直す
- ポイント集で重要事項をひたすら覚える
問題の出題傾向を知るために、過去問を繰り返し解くことが大切です。
なお、苦手に感じる科目が多い方は1度に合格を狙わず、3年間の有効期間内に全科目合格を目指せるようにスケジュールを組むのもよいでしょう。
ほうらい
短期間で合格したい気持ちはわかりますが、一気に詰め込みすぎると各科目の理解度が足りないまま受験することになってしまうかもしれません。
ちなみに、試験の中でも難易度が高いと言われる科目は以下の3科目。
その次に難易度が高いと言われているのは、以下の3科目です。
複数科目の合格を狙うなら、遅くても試験の半年以上前から余裕をもって勉強を始めましょう。
今は年に2回保育士試験が行われているため、私が受験したとき(年1回の頃)よりも短期間で合格しやすくなっています。
難易度が低い科目も油断はしない
比較的難易度が低いと言われている科目でも、必ずテキストを読み、問題を解くようにしましょう。
私はすでに保育補助の仕事をしていたこともあり、「保育実習理論」「保育原理」はあまり勉強しなくても合格できました。
「保育実習理論」は、実務経験がない方でも比較的合格しやすい科目です。
音符の読み方などで苦戦する方もいますが、ほかの科目に比べたら頭に入りやすいと思います。
保育所保育指針の内容を押さえておくことも大切です。
ほうらい
過去問をきちんと解くことで出題傾向がよくわかるので、油断をせずにきちんと確認しておきましょう。
「保育原理」も比較的難易度の低い科目であり、実務経験がなくてもポイントさえ押さえれば十分合格できる科目です。
暗記問題が多いため、過去に出題された部分はしっかりと覚えておきましょう。
また、事例問題がよく出題されますが、問題をきちんと読んで落ち着いて答えることがポイントです。
保育に関わる最新情報を把握しておく
保育士試験では、児童福祉や社会的養護の最新情報に関する出題もあります。
制度の改正や、厚生労働省の発表する「社会的養育の推進に向けて」なども細かく読んでおきましょう。
実技対策は筆記が終わってからで間に合う
筆記試験から実技試験までは、2~3か月の期間があります。
筆記試験が終わってから対策をしてもまったく問題ありません。
ほうらい
筆記試験が終わるまでは、実技試験について考えなくて大丈夫です。
楽器が苦手な方は「言語」「造形」を選ぶ
実技試験対策に関しては、今はWeb上に多くの情報があります。
楽器の経験が少なくて自信のない方は、悩むことなく「言語」と「造形」を選びましょう。
私はピアノが弾けないので、言語と造形を選択して受験しました。
ほうらい
言語の対策
- 試験の流れやポイントを調べておく
- 課題の中からどのお話にするか決める
- お話の内容を調べて、読んで3分になるように紙に書く
- 書いたものを暗記する
- 時間を測りながら、子どもに語りかけるように話す練習を繰り返す
言語の試験は、誰もが知っている童話や昔話が課題となります。
本によって登場人物や終わり方などが異なる場合がありますが、内容は重視されないので問題ありません。
大切なのは、何も見ずに子どもに語りかけるように話せるかどうかです。
3分間という決められた時間から短すぎても長すぎてもよくないので、時間を計測して何度も練習して試験に臨みましょう。
造形の対策
- 試験の流れやポイントを調べておく
- ケント紙、鉛筆、色鉛筆を準備する
- 人を描く練習をする
- 保育所の背景を描く練習をする
- 過去問などを制限時間内に描く練習を繰り返す
造形は試験のときに課題が与えられるため、事前にどういった課題が与えられるかを想定して絵の練習をしておく必要があります。
A4のケント紙、鉛筆、色鉛筆を用意して何度も練習しましょう。
絵が苦手という方は、合格作品や不合格作品などを検索して参考にしてみてください。
可能であれば保育所で働いておく
保育士試験を受験するうえで、保育所での実務経験があるのは大きな強みになります。
私のように、資格がなくても保育補助として働くのも1つの手段です。
未経験の方よりも問題の内容を理解しやすくなり、仕事中に得た知識や経験がそのまま試験に出たこともあります。
また、実務経験の勤務時間数によっては、合格科目の有効期間の延長が可能です。
私も妊娠・出産のとき、この制度に助けられました。
ほかにも、保育士試験は実務経験のある人を優遇する体制が整っています。
ほうらい
いずれ保育施設で働くことを考えているのであれば、資格のない状態から働いておくという選択も考えてみましょう。
保育の仕事は現場でしか知れないことや学べないことが非常に多く、保育士の資格があるだけで周囲から評価や信頼を得られるわけではありません。
子どもや保護者に誰が保育士の資格を保有しているのか説明するわけではないため、働いている期間が長いほど信頼関係が深まっていくともいえます。
保育補助として働いていることで、資格取得後に保育士として働くときに抵抗なく現場に入れるのもメリットです。
ほうらい
可能であれば、1度保育の仕事を肌で感じてほしいなと思います。
保育士試験当日の注意点
保育士に限ったことではありませんが、試験当日は体調を整えて臨むことが第一です。
試験当日の注意点をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
試験当日の持ち物
忘れ物がないように、準備は前日に済ませておきましょう。
試験当日の持ち物は以下のとおりです。
- 受験票
- 筆記用具
- 時計
- 食事(お昼をまたぐ場合)
- 飲み物
- ポイント集やテキスト(試験の合間に最終確認をするため)
- ひざかけなどの寒さ対策
服装は私服で大丈夫ですので、着慣れた服でリラックスして臨みましょう。
到着時間の目安
ほとんどの方が、試験開始の1時間〜30分前には到着しています。
私が受験をしたときは、会場近くの駅には試験開始の1時間前に着き、45分ほど前には教室で自分の席に着席するようにしていました。
指定の教室と席を探し、事前にお手洗いを済ませて試験の準備をしていると、時間が過ぎるのはあっという間です。
試験前に最終チェックなどをしたい場合は、余裕をもって着くようにしましょう。
受験する方のほとんどは女性であるため、試験前や休憩時のトイレは混みやすくなることにもご注意ください。
なお、欠席する場合の連絡は不要です。
欠席した場合も後日結果が郵送されてきます。
試験問題について
試験問題は持ち帰ることが可能です。
解答速報などですぐにチェックしたい方は、問題用紙に選んだ回答を書き込んでおきましょう。
自己採点で合格・不合格がわかり、実技試験に進めるようであれば、合格通知を待たずに対策に入ることができます。
まとめ:自分に合ったテキストで保育士試験に独学で挑戦しよう
保育士試験に独学で挑戦する場合、テキスト選びや勉強法が重要です。
この記事で紹介したおすすめテキストと問題集は、すべて異なる特徴があります。
- 図やイラストが多くわかりやすいもの
- フルカラーで見やすいもの
- 情報量が多くて文字が中心のもの
独学合格者の体験談も参考にし、自分に適したテキストで、効率よく進められる勉強法を考えてみましょう。
ほうらい
モチベーションの維持が大変だったという声も多かったので、継続できる自分なりの工夫を取り入れることも大切です。
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